ウレテック工法 道路下空洞充填の流れ
③ 注入工事 : トラック1台に全ての機材を搭載
1. 対象箇所にハンマードリルでφ16mmの孔を設ける。
2. 設けた孔へ注入管を差し込む。
3. トラックより注入ホースを伸ばしウレテック樹脂を注入する。
4. 確認孔等により、充填確認を行う。
④ 路面復旧
1. 注入孔、確認孔を常温合材等で復旧完了。
ウレテック工法 道路下空洞充填の特徴
① 開削工事を必要とせず、注入孔がφ16㎜のため工事跡が残らず段差発生しない。
② 箇所あたりの標準作業時間が50分程度のため交通規制の時間が最小限である。
③ 樹脂の最終強度の80%が10分で発現するためすぐに安全確保ができる。
※詳細は下にあるQ&Aをご覧ください。
ウレテック樹脂 注入 Q&A
空洞充填に用いるウレテック樹脂の注入についてご紹介します。ウレテック工法は世界64カ国で採用されており、その実績は30年以上になります。
- ウレテック樹脂とはどのようなものですか?
- 硬質ウレタンの一種で、空洞充填に適するように開発したものです。ウレタンはいろいろな種類があり、それぞれの特性を生かして冷蔵庫やマンションの断熱材、自動車のバンパー、靴底など幅広く使われております。
- 土中に注入することによる土壌、地下水、地下埋設物、騒音、振動など周辺環境への影響を教えて
ください。
- ・地下埋設物
空洞に近接する埋設物が破損している場合、閉塞する恐れがあるため、事前の図面確認や空洞内部状況調査などが必要となります。
・水質汚濁
ウレテック樹脂の原材料2液が地上で混合され、化学反応をしながら注入されていくため原液が 地下水にしみ込むことはありません。空洞内では樹脂が膨張・固化を繰り返しながら充填されていき、固化した樹脂は水には溶けません。
・土壌汚染
上記同様しみ込むことはありませんが、土壌汚染対策法に定められるVOC(揮発性有機化合物)が原液に含まれていないことを第3者機関にて確認しています。
・騒音振動
騒音振動はほとんどありません。電力は低騒音型の発電機を使用し、音の出る作業の削孔は1箇所あたり数分です。
- 本復旧のとき、既に注入してあるウレタン材はどのような扱いになりますか?
- 産業廃棄物の廃プラスチックに分類され、処分の対象となります。
- 強度はどのくらいありますか?樹脂は劣化しますか?
- 土の一軸圧縮試験(JIS 1216)方法で500kN/㎡以上の一軸圧縮強さを確認しており、埋戻し材として要求される強度(300kN/㎡以上※)を満たしています。樹脂は紫外線や強い酸などの薬品には弱いのですが、通常の地盤中での劣化はありません。(※「流動化処理土利用技術マニュアル《平成19年/第2版》」独立行政法人土木研究所/株式会社流動化処理工法総合管理編)
- 注入施工時はどのように管理しますか?舗装路面を破壊することはありませんか?
- 事前の想定空洞体積を基に注入目標を設定し、目標量を注入するか確認孔から樹脂が流出することで充填されたと判断します。また空洞深度が深い場合などは、舗装面が1mm程度動きだす時点で十分な充填が行われたと判断し注入を完了します。この一連の工法:ウレテック工法は特許技術です。(特許第3916091号)
- 適用できない現地の条件はありますか?
- 薄層のアスファルト直下の空洞の場合、樹脂の膨張力によって舗装面を持ち上げてしまうリスクがあるため、あらかじめ想定体積に対する注入量を低く設定するなどの対策が必要です。
- 施工実績はありますか?どのような場所だとメリットがありますか?
- 国道、県道、都道の路面下空洞調査で確認した空洞で注入施工した実績があります。緊急な措置が必要な空洞、祭事前などで当面の安全を確保したい場合、開削補修までに時間を要する場合、特殊舗装などで当面路面に大きな補修跡を残せない場合などでご活用ください。
- 費用はどのくらいかかりますか?
- 1日3箇所の空洞を注入施工した場合60万円程度となります(調査費、安全費、報告書費含まず)。1箇所50分程度を要し、1日に5箇所程度の調査・施工ができます。