床下の空隙とは?
沈下がおきている床の下には、地盤と床が離れてしまって、空間が発生している場合があります。この空間のことを空隙(くうげき)と呼びます。土間床と地盤の間に空隙があることは、構造上、大きな問題となります。
土間床は地盤の上にコンクリートを敷き詰める構造です。本来は地盤に直接荷重を伝えることで土間床の構造を保っています。
しかし、空隙ができて直接地盤に伝えることができずコンクリート床の強度のみで設計以上の荷物を支えている事態になっているのです。
コンクリート床と地盤の間のすきまは、コンクリート土間床の構造上、「床の耐久性を下げる」とともに、「床の沈下の原因」となります。この空隙を樹脂で充填することで、床にかかる力を地盤に伝えることができ、本来の土間床構造の強さに戻ります。
空隙のデメリットとは?
工場で
- 床の耐久性の低下とともに、建物全体の耐久性も下げてしまう。
- 床の沈下の原因となり、業務に支障が発生する。
- 機械の振動を床が増幅し、精度が下がるなど、製品に不具合が出る。
倉庫で
- 床の沈下の原因になり、高い積荷が傾くなどする。
- フォークリフトの走行時、床がたわみフラつく。
- コンクリートのジョイントに段差が生じる。
量販店やレストランなどの商業施設で
- 床が傾き、カートやワゴンの走行が不安定になり危険。
- 床の沈下の原因となり、設備の正常な稼動を妨げる。
実際の施工状況
- 床下にできた空隙による土間床へウレテックVF樹脂を注入します。注入孔は3メートル間隔。
- 隙間が発生した床に45mm程度の孔を開けます。
- コンクリートの床下と地盤の間の隙間にウレテックVF樹脂を圧入します。
- 圧入した樹脂が隙間を充填します。